お金にまつわるアドバイス

お金にまつわるアドバイス

審査不要の告知は要注意

基本的にお金にまつわることに関しては審査が行われます。
個人レベルでの貸し借りでは審査というよりも、貸すかどうかを検討するというレベルの段階ですね。
無限にお金を持っているのであればいくら貸して、返済されなくても気にしないかもしれませんが、そんな人はいないでしょう。

 

なぜお金の貸し借りにおいては審査(検討)が必要かというと信用取引だからです。
信用取引と言われてもイメージが沸きにくいかもしれませんが、クレジットカードやカードローンは信用取引を基盤とするサービスです。
もちろん、個人同士の貸し借りも同じですが、お金を貸す側は返済されないリスクが伴います
そのために貸付する側は貸す前によく検討しなければならないのです。

 

知人同士や身内であればある程度の信頼関係があるので検討基準が緩くなるところもあるでしょう。
しかし、金融機関などからお金を借りる段階では、信頼関係が築けている訳ではありません。
お金を借りたいけど貸してくれないといったケースも当然出てくるのです。

 

そんな人をターゲットにして「審査不要のカードローン」などの告知をうたっている貸付業者も存在しています。
通常では考えられにくいのですが貸付業者は返済による利息で収益を上げるので貸付しなければ利益がないのです。
審査不要などとうたう業者では、返済されないリスクと背中合わせとなるので高めの金利になることが一般的です。
それだけリスクを負って貸付してくれているのです。

 

ただ、審査不要のカードローンなどは絶対に使わない方がよいと考えられます。
大手金融機関が貸付してくれないということは返済能力などに何かしらの問題があるからであり、これ以上の貸付は危険だと判断しているのです。
その段階で金利の高い審査不要の貸金業者に頼ってしまうと、最悪の場合、返済不能に陥る可能性が高くなると考えられます。
業者によっては本来は守られるべき利息制限法(年率20%まで)を超えるような法外な金利設定をしている業者もあります。
こうなってくると返済が困難になり、債務整理などが必要になることもあり得ます。

 

審査不要というキャッチコピーは確かに魅力的ですが、借入先選びは重要なポイントになります。
まずは名前の通った大手金融に相談してみることが望ましいでしょう。