お金にまつわるアドバイス

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混沌しがちな自動契約機と店舗は別物

前回の記事で「むじんくん」について紹介をしました。
しかし、どうも自動契約機と店舗・店頭窓口がゴッチャゴッチャになって誤認識をしている方も多いようです。
確かに利用者からすると店舗に行くのだから同じと言えば同じでしょう。
ただここで改めて説明しておきますが、自動契約機と店頭窓口では根本的な違いがあります。
それは店舗の中にスタッフが在中しているかどうかの違いです。

 

自動契約機は無人契約機とも呼ばれており、名前の通り、自動で手続きすることができます。
もちろん行けば全て自動で手続きしてくれるという訳ではなく、契約機を介して金融機関と手続きをするということです。
スタッフが在中していないことからも無人契約機と呼ばれているのでしょう。

 

一方の店舗とは、いわゆる店頭窓口のことを指します。
日常的に銀行窓口を活用される方であればイメージも沸きやすいかも知れませんが、店舗にはスタッフがいて直接対面での手続きとなります。
契約機という機械を相手に手続きするか、スタッフとして人と対面して手続きするのかの違いは精神面で大きな違いがあります。
ただ、金融機関が設置している店まで立ち寄るという意味では大きな違いはないでしょう。

 

そもそもなぜここで契約機と店舗の違いを説明しているかというと対応してもらえる時間が異なるからです。
公式サイトなどをよく見れば分かるのですが、営業時間が大幅に違います。
平日の昼間などであれば大きな差はありませんが、夕方以降や週末・祝日の営業には差がでてきます。
自動契約機の時間と同じと思って店頭窓口に行ったら閉まっていたでは無駄足です。
急ぎの場合などは特に営業時間の違いには注意しておく必要があります。

 

基本的に店舗は平日のみの営業で10時~18時程度にしているところがほとんどです。
自動契約機は機械での手続きとなるため、金融機関が設けるセンターにさえスタッフがいれば長時間の対応が可能となります。
土日祝日も営業している契約機がほとんどで、営業時間も21時を過ぎる時間帯まで対応してもらえます。

 

ただ、始めてのカードローン契約などで不安だという場合は店舗でスタッフと相談しながら手続きしたいですよね。
自動契約機もオペレーターが対応してくれますが、やはり面と向かって話をするのとでは温度感が違います。


しかし、店舗の唯一の弱点として、人件費など自動契約機に比べてコストがかかるという点です。
日々どれだけの利用者が店頭にきてくれるかは予測がつきにくいこともあり、実際に配置されている店舗は少ないのです。
前回紹介した「むじんくん」を配置する大手消費者金融のアコムの店頭窓口も全国で40店舗を切っています。
都会ではなく、地方などのエリアでは自動契約機を使って契約するのが現実的だと考える必要があるでしょう。